参考書紹介 #2 <物理標準問題精講>
こんにちは!参考書紹介の記事も今回で二回目ですが、定期的に参考書を紹介する記事を書いていきたいと思いますので、ぜひご覧ください!
今回紹介する参考書は、「物理標準問題精巧」です!
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この参考書は全部で105問で構成されており、相当な難易度の問題を有する問題集です。
この参考書の一番の特徴は名前に「標準」と書いておきながら全然標準問題ではないところですね
あまり脅すつもりはありませんが、物理標準問題精巧はほかの物理の参考書と比べても同レベルにある参考書は「難問題の系統とその解き方」ぐらいしかありません。
そのぐらい難しい参考書なのですが、その分これをやり切ったときには東大合格レベルの力はとっくに身についていると思います。
余談ですが、僕も実際受験生時代にこの参考書を使っており、特に電磁気が難しいなと思いました。
今回この記事を見てくれている人の中には標準問題精講と「難問題の系統とその解き方」、どちらの参考書を使えばいいのだろうと思っている人もいるかと思います。
結論から言うと僕は標準問題精講の方をお勧めします。
その理由は何といっても問題数の量の差です。「難問題の系統とその解き方」(略して難系)はとにかく問題数が多すぎる!
また、難系は回折に書かれていることが少ないのでよほど物理の基礎が固まってる人でない限り、そもそも解説が読み解けない人も出てきてしまうでしょう。
物理以外の科目の勉強もしなければいけない中、「難問題の系統とその解き方」をやっていると他の勉強に支障が生まれる可能性が高いです(浪人生などで時間がたくさんある場合は使用してもいいと思いますが)。
ですので105問という少なすぎず多すぎもせず物理を極められる標準問題精講の方をお勧めしたいと思います。
さらに個人的には標準問題精講は高校3年ぐらいに東大・東工大・京大・医学部を目指すような人が使うものだと考えていますので(逆にそれ以下の大学を目指している人にとってはオーバーワークになってしまう可能性が高い)、
物理を学び始めた人たちにはお勧めできません。そのかわり、物理を完成させるにはすごく良い参考書だと思うので気になったらぜひ使ってみてください!